またもや転職活動が必要

パパのこと

マネージャー職という名の搾取

「マネージャー職」というと聞こえは悪くない。
簡単に言えば『管理監督者』という位置。管理監督者というのは残業になるのは仕方ない(当たり前)であって、残業代を支払う必要のない立ち位置。

長年働いてきた会社から移って早々に「違和感」を感じてはいたが、やっぱりこれは良くない。

まず、タイムカードがない。役員じゃないんだから・・・💦

「なんでないんですか?」と質問をしたことがあるが、『何時間働いてもいいから』という昭和な回答。
22時を過ぎると深夜残業となるので、深夜残業代を支払わないと違法になるのでそこはちゃんと支払ってくれる。

提示が18時なのに22時を過ぎる残業って何するの?

働いていた部署は「人材開発事業本部」といって、いわゆる教育部
営業職員を中心に新卒・中途の新入社員や既存の売れていない人への研修、階層別のマネジメント研修などを行う。

なぜそんなに残業になる?

それは社内の売上を集計する作業や分析する作業があるから。
それになぜそんなに時間がかかるのかというと、集計するために必要なシステムなどを導入するのではなく、完全にエクセル管理。
社員1,500名いる企業ってまぁまぁな規模の会社なんだが、そういったシステムを入れようとしない。
当然、経費の掛かることではあるので極力入れたくない気持ちはわかる。

しかし、アナログでの集計、コロコロ変わる成果の基準や定義。
営業職員による誤入力で数値が売り上げがおかしくなったりする。
なぜか教育部門が売り上げの報告を経営層に伝えている。なんじゃこりゃ。

「エクセルが使えないと仕事にならない」

そういわれても、大した関数など使わなくても集計できるシステムを前職では使っていたので困ったことがなかった。

会社への不信感が飛び出てくる

ほぼ毎日のように22時過ぎまで仕事をしている。
職場が新宿駅だったので、帰りは1本遅らせれば座って帰ることができる。

しかし、会社から自宅までは1時間40分以上かかる。1本電車を遅らせるとそこからさらに10~15分程度家に着く時間が遅くなる。

その時間から夕飯の支度をして食べると24時近い時間になることもしばしば。

40代の体にはよくない。
食べてシャワーを浴びて寝るだけ。

「いつも僕はひとりきり。フロに入って寝るだけ」
「いつも僕はひとりきり。明日のために寝るだけ」(※ユニコーンの働く男より)

連休も取りづらい。
そもそもリモート制度を使って海外で仕事ができるというから入社したのに、話が違いすぎる。

管理監督職という名のもとにタイムカードも無く残業が多すぎる。

『なんのために転職したのか?』

これでは、体がもたない。
上司からの圧力もすごい。これでは精神力も持たない。

改めて転職を考えないといけないようだ

再びの転職活動

とは言っても海外でもリモートOKの仕事がそもそも無い。
システムエンジニアなどのIT系であればロケーションフリーで働けるのだろうけど、今更そんな技術を身につけられない。

せめて、ちゃんと休みが取れて人並みに残業を少なくしながら帰ることができる仕事を探そう。

しかし、40過ぎのおっちゃんを採用してくれるのはこれまでの保険業界なのでは?と思うが、正直あまり保険営業を改めてイチからやりたいと思えない。
「できること」ではあると思うが「やりたい」とは思えない。

とてもいい仕事だし、人の役に立つ仕事なのは理解している。
しかし、内情を知るとそうも言っていられない。営業職なので数字を求められる。(どの業界も同じだが)

お客様のためになる提案をして、成約になっても会社目線で言えば単価の低い商品になってしまうこともある。

どの業界にも、どの会社にも「予算」というノルマがある。
その予算を達成させないと、次の事業計画や人員配置、もっというと社員の給料が払えない。
だから予算を達成させるのは必要なこと。

そういったジレンマを抱えながら営業をするのが少し嫌になったというのが本音。
もちろん、ちゃんとお客様の意向に沿った提案をして、更に売り上げを上げていける人もいるけど、自分は平均よりちょっといい程度。
また平社員から成りあがっていくイメージができない。

なので、保険業界にいるとしたら教育や営業企画など裏方の業務がいい。
これまでの実績や経験を生かすことができる。

新しい転職先が見つかる

相当数の求人にエントリーするが箸にも棒にも掛からない。

そんな中、これまでの営業経験をかってくれる会社があった。
これまでは個人向けの営業がメインだったが、法人に対する営業をメインとしている仕事。

でも、自分のスキルは割と生かせると思う。
もうリモートの仕事は半ば諦めてとにかく「連休をとっても嫌な顔されないところ」を探す。

面接でもちゃんとやることをやっていれば休むのは問題ないという確認もとった。
これまでの会社では面接でOKと言われたことが働いてからNOと言われてしまったことや、管理監督職だからという理由でタイムカードがないことなどの説明をすると、とても驚いていた。

そりゃそうだよな

執行役員とかであればタイムカードが無いのも理解できるけど、ただのマネージャー職レベルだから一般社員に毛が生えたレベルだ。

実際に入社して、半年後に有休を取得して家族のもとに行くことを決めて上司に報告すると

「気を付けていってきてね!」

と快く送り出してくれた。
これが普通だろうが、今までがおかしかったのが改めてわかる。

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