40代からの挑戦

パパのこと

スキルを持つ枠はある

高校を卒業してから飲食業界で調理師として数年間働いてきた。
その後、保険業界に入って約20年間。ほぼ営業職として働いてきた。

営業職が好きかというと正直好きではない。達成感はあるものの、予算(ノルマ)を追いかけるのは正直しんどい。
周りには「向いている」とは言われるし、自分でも向いているとは思っているけど好きじゃない。

よく奥さんにも「口から生まれた」と言われるくらい喋ることに苦手意識はない。

それ以外、特に仕事に生かせる特技も必殺技もない。
Excelだって簡単なことしかできないし、営業マンでファイナンシャルプランナーなのに数字にも強くない。

つまり『まだスキルを持つ枠がある』ということ!

家族のいるマレーシアで生活するために、仕事を見つけないといけない。
考えられる選択肢はいくつかある

  • 日常会話程度の英語力を身につけて現地で就職
  • 語学力不問という条件で現地で就職
  • 保険業界で完全リモートOKの仕事を探す
  • フリーランスとして生きる

などなど。いくつか候補がある。
まず、英語力。正直昭和生まれの中学生レベルしか喋れない。
奥さんからも「パパは日常会話くらい喋れるようになれば、これまでのキャリアを考えるとすぐに仕事が見つかると思うのに」とよく言われた。

なかなか「やろう!」という気持ちになれずにいた。

そして、語学力不問の仕事というと「コールセンター」の仕事がほとんど。
コールセンターの仕事を下に見ているわけじゃないけど、今までのキャリアが生かせる仕事かというとそんなことない。

次はフルリモートOKの仕事。
保険業界は皆無。多くがIT関係の仕事。40代からの挑戦とはいえ、今からプログラミングやエンジニア的な仕事ができるとは思えない。

次なる選択肢はフリーランスとして誰にも縛られずに生きていくこと。

フリーランスという選択肢

自分としては、人に雇われて仕事するのがあまり好きじゃない。
父が自分で会社を経営していた人。その姿を幼少期から見ていたのでそれが割と普通な感じ。

もちろん、大変な面も多々あるだろうが全部の責任を自分に背負って誰の指示も受けずに仕事をしていくのにも一種の憧れもあった。

IT関係の仕事が難しいとなったときに自分でもできそうだと思ったのが、Webデザインの仕事。
PCやタブレットを駆使してバナー作成などをデザインしていく。
これであれば、システムの操作さえ覚えればできるんじゃないか?

色々と調べて、セミナーのようなものにも参加してみたが「フリーランス」となって独立するまでには割とハードルが高いなと思った。相当数の受注を得ないといけなく、やればやるだけ収入も得られるけど、同じような収入を保つには肉体的にもハードだなと感じた。
そして何より、自分はあまりそういったセンスが無いことに改めて気づいた。

そして辿り着いたひとつが「動画編集」という選択肢。

個人がやっている動画編集講座的なもののセミナーに申込んだ。無料だったし取りあえず話を聞いてみようと思っての参加。
動画編集は色々な動きが作れて楽しそう。ひとつひとつは地味な作業かもしれないけど、Webデザインとは違って0→1で生み出すのではなく、動画の素材を使って不要な部分をカットしたり、様々なトランジション(場面の変化を特徴的にしたり)や効果音・BGMを入れていってひとつの動画に仕上げていく。

そこで必要になるのが編集ソフト。
世の中には色々とあるが、一番使われるのがAdobeのpremiereproというシステム。
・・・無料じゃない。

ただ、自分の中では動画編集を自分の仕事にしていくモードになっているので、10数万円の講義料金を支払って入会。
Adobeも契約して早速編集の練習をする。

ボタン一つで様々な効果を加えることができて面白い!年のせいか目が疲れる。
更に色々と調べてみると、どうやらPCのスペックが少し弱いことに気づく。

かといって、これ以上出費を増やすわけにもいかない。
「自分でできないかな」
と思って、メモリの増設とハードディスクからSSDへの載せ替えをすることになる。

Amazonで必要なパーツを購入して、ネットでやり方を調べて数時間かけて完成。
PCの立ち上がりスピードが格段に上がった。サクサク動く!!

やってみるもんですね。

動画編集者としてスタート

ある程度簡単な編集は出来るようになったので、クラウドワークスに登録して仕事の受注を行う。
早速1件依頼が入った。依頼が入ったというよりはこちらが「やらせてください」と声をかけて選んでもらえたという流れ。

依頼主はYouTubeのチャンネルを開設している人で、FXか何かについて配信している人。
細かく指示所が届く。ただ、指示書通りにやっているつもりだが、「〇分〇秒のところを〇秒カット」などとやっていても何か同じようにならない。

これはシステムでどのコマ切りしている設定なのかによって多少ズレるらしい。
2~3日依頼主とやり取りをして何とか形にして納品した。
初仕事ではあったが、とても悔しいデビューとなった。依頼主の意向に沿うようにできなかったこと。
そして、自分が注意深く細部までチェックすることができていなかったがために、ミスが点在していたこと。

細かいことが苦手なんだなと思った。

そんな時に、PCを使わずにiPadで動画編集するというレッスンを受けられる講座に申込んだ。
これは奥さんと一緒に。奥さんからの紹介で当時フォロー?していた人経由での参加。
そのためにiPadを購入したりもした。うまくいけばその人から仕事を受注できるというのが特典であったから。

iPadで行う動画編集というのはルマフュージョンというソフト。有料ではあるものの買い切りで当時3,000円程度で負担感も無い。

色々な課題を出してくれて、とても分かりやすくある程度のことまでできるようにはなった。
でも、その人と仕事をするまでにはならなかった。

せっかく費用もかけて習った動画編集。成果は出せていないが、どうにかフリーランスとして世界中どこでも働けるようになりたいという気持ちがあった。

会社員としての収入をいきなり全部捨ててフリーランスとして生きていくのは危険。
ある程度は安定した収入を得られる保証が必要。

なので、会社員を続けながら『副業』として動画編集をしていこうと思った。
でも、やっぱり誰かの指示で編集をするのが難しいと感じた。自分が良いと思っても依頼主が「違う」といえば違うのだ。

だったら自分がYouTubeやるか

という野望を見出し、保険の仕事をずっとやってきたので保険にまつわるYouTubeチャンネルを作ろうと決意する。

Youtuber誕生

保険業界のことならある程度自信を持って話ができる。
約20年間の経験と知識があるし、保険の商品もかなり多くの数があるのでネタにも困らないだろう。

YouTube始めました

ただ、保険の仕事というのは許認可事業として様々な資格を取って金融庁に登録されないと保険の仕事ができないくらい制度として確立(面倒)されている。

本来は保険商品のことを説明するのは勧誘活動とみなされるので、言っていることに間違いが無いようにエビデンスをとって保険会社などにチェックしてもらう必要があるのだ。
当然、保険会社が一個人に対してそんなことをしてくれるはずもないので、マスクを被って勝手にやることにした。

始めた当時はとてもチープでスマホで撮影して自分で編集してアップロードなどの作業をする。
マイクもスマホのマイクなのであまりいい音で拾ってくれない。
何とか頑張って毎月2~3本は動画を作ろうと決心。

動画の撮影に20~30分程度。編集に3~4時間程度。まぁまぁ時間をかけてひとつの動画をUPする。

YouTubeチャンネルを開設して1年半。ようやくチャンネル登録者数と総再生時間が基準をクリアして収益化に成功!

ぜんぜん『チャリン』程度の収益だけど、寝ている間に『チャリン』と入ってくる。
”これがしたかった”
年俸制だろうが、月収だろうが働いた分(時間)だけ収入になる。でも、自分がずっと動かずとも収入になるようにできるのが理想。

今はまだ年に1回に羽田⇔マレーシアまでの交通費を稼ぐくらいの収益しかない。
でも、会社員だけをしていた時には得られない成果。

このブログも現地の生活を交えながら動画を作ろうと思っています。

よかったらYouTubeのチャンネル登録お願いします。
⇒FPmanの保険ちゃんねる

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